なおなおのクトゥルフ神話TRPG

クトゥルフ神話TRPGを中心として、ゲーム関連の話題を扱っていきます。


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【第25回】短編小説の集い短評 その1

今月のテーマは「病」でした。

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やはりというかなんというか、病というと恋の病かなと思ったわけですが、そういったテーマの作品が多かったですね。私も含めて。

何より、恋の病は重い話になりにくいのが多いため、作品として扱うにはやりやすいということもあるかなと思います。あとはSF的なものが扱いやすいかなと。

SFの場合は、近未来ということで、病気の与える絶望感が軽減されるというのと、ファンタジーだけに現在存在しない病気を扱えるのが強みですね。

というわけで、早速短評を書いて行きたいと思います。今回も作品数が多めですので、2回に分けて書いて行きます。残りは近いうちに。

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【第25回】短編小説の集い「心を蝕む」

今回もギリギリとなってしまいましたが

毎月恒例のこちらの企画に参加させていただきます。

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今回のテーマは「病」ということで、それにちなんだお話しにしてみました。

また、今回はちょっとトリックを仕込んでみました。その結果として、話としては読みにくいものになってしまったかもしれません。

そのあたりの評価なんかも、してもらえると嬉しいかもです。

そのあたりの詳しい内容は自己振り返りにでも補足しようかと思っています。

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【クトゥルフ神話TRPG】【シナリオ】冥土の扉の開くとき

はじめに

このシナリオは「クトゥルフ神話TRPG」と「クトゥルフ2010」に対応したシナリオです。
ケルトのサーオインから始まる暗黒の季節をモチーフにしたキャンペーンシナリオです。こちらはその1回目のシナリオであるハロウィーンをモチーフにしたシナリオになっています。

このシナリオ自体は1か月以上前に完成していましたが、公開しようか迷った挙句、こんな時期になってしまいました。12月のシナリオも作っていますが、こちらも遅れてしまうかもしれません。

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【第23、24回】短編小説の集い自己振り返り

前回と今回の振り返り

今回はこちらにて私の投稿した作品の振り返りなどをやってみたいと思います。

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今回は、どちらもクトゥルフ的な要素が強く出ている作品になっています。とはいえ、実際に書いてみて、こういう話の流れだと上手くまとめられないという感じになってしまったように思います。ストーリーの流れもある程度はつかんだ上で書いてはいるのですが、伏線の張り方が上手くなかったり、詳細を詰めていくと、状況に矛盾が見つかったりする感じでした。

第23回の蟋蟀の夢は、虫嫌いの青年が実際に虫になったら、どうなるかという作品でしたが、秋の虫の声はオスがメスを誘惑するためのものであるから、虫になってしまうと、嫌いだったはずの虫の声が魅惑的に感じてしまうというジレンマ的なものを描きたかったのですが、虫の声に誘惑されるのはメスの方だったので、やや無理矢理な感じで話をつなげてしまった感じになってしまいました。

そこで無理矢理感を少しでも軽減するために利用したのが、主人公の虫が嫌いになった原因です。

過去に一度虫になってしまったことがあり、そのことがトラウマになっていために虫嫌いになってしまったという設定を追加しました。

最終的に、原因を知った主人公は虫嫌いを少しずつ克服できる兆しを見せましたが、改めて振り返ると、強引な展開だなという感じでした。もっとも、主人公としては不可抗力であることを考えると、多少の強引さは致し方ないのかもしれませんが、もう少し自然に話を進められればと思いました。

こちらはクトゥルフ的にはイス人が未来の世界でカブトムシであるという設定を流用して、コオロギである可能性も存在するだろうというパラレルワールド的な設定になっています。

第24回の頭の良くなる薬は旧約聖書にある知恵の実と、それをそそのかしたと言われる蛇になぞらえて、クトゥルフの蛇の神イグと眷属の蛇人間を使っています。また、彼らの支配血清的な要素も入れてみました。

もっとも、黄金のリンゴ自体は旧約聖書ではなく、ケルト神話ですので関係しないのですが、見た目のインパクトとして採用しました。

こういった設定的なところはいろいろ出してみたのですが、これを上手く話としてまとめるのに苦労しました。

当初、ツラツラと書いてみたところ、8,000字を超えてしまっていたため、余計なエピソードの類はバッサリ削除する必要がありました。そのため、説明不足や変な表現のままになってしまったところがあちこちに出来てしまった感じは否めませんでした。

もっとも、文章が長くても問題なかったとしても、後半は特にグダグダした感じになってしまっていたので、最終版とそこまで変わらないのかな、という気がします。

改めて、他の方の作品と見比べると、上手く話をまとめるのが苦手だなと感じました。