第三部のリライト中ですが
とりあえず、第一部、第二部はまあまあ納得のいく仕上がりになったので、第三部の方のリライトを行っています。
第三部のコンセプトは都市伝説型ホラーシナリオです。
それも、純粋なホラーではなく、ホラーっぽミステリーを目指して作ったシナリオだったりします。
イメージとしては
大元の着想でいうと、昔あったゲーム「ファミコン探偵倶楽部2後ろに立つ少女」になるかなと思います。
実際のシナリオの中身自体は似ても似つかないシロモノですが、ホラー風ミステリーという位置付けとしては、これが一番近いです。
ただ、やはりミステリー要素を出してしまうと、探索や捜査するという思考になってしまうため、実際のセッションの際には、どうしてもホラー的な要素に持っていくのが難しい。
リライト前のセッションであれば、ドールズという存在自体を隠していたため、このシナリオにおいて、神話的何かを示唆するというスタンスで持って行きましたが、リライトするにあたり、その要素はあまり含める必要がなくなっています。
キャンペーンの進行を考慮して
第三部はちょうど折り返しということもあり、ドールズも、あと1〜2人ほど出せればなとは思うのですが、設定上被害者として出すのが難しかったりします。
このシナリオの位置付けとして、一人は完全に助からない、過去の犠牲者、もう一人は探索者を巻き込むための現在の犠牲者として用意する必要がありますが、それに続く、未来の犠牲者に入れてしまうのは手かなと思っています。
その時の問題は、やはりキャラクターとしての進行度かなと思います。
もう少し慣れてくれば、うまく回せるんだとは思いますけれども・・・。
ホラーをいかに感じてもらうか
今回は第一部と同じくホラー調になっていますが、第一部がホラーの側面がかなり強かったのに対して、今回はミステリーの側面の方がかなり強くなっています。
そのため、うまく表現したりギミックを入れないと、ホラーの側面を生かせずに微妙な感じになってしまうのかなと。
かといって、今回はオーソドックスなホラーでなく、怪談都市伝説なので、信ぴょう性に欠ける噂話をどうやって補完するかにかかっているんですが、情報を出すほどミステリーの要素が減っていくのは悩ましいところです。
今回のシナリオのポイント
若干ネタバレにはなってしまいますが、構成として
- 実行犯と黒幕がいて、実行犯が黒幕に手を貸している理由は命の恩人であることと、無名のまま終わってしまった自分のリベンジ、の2つがある。
- すでに過去に一人犠牲者がおり、その者は黒幕の手に渡り殺害されている。
- 実行犯はとある方法により、犠牲者を石像にしてしまう。
- 黒幕の目的は石像から抽出することのできる特殊な宝石(資源)
- 実行犯は注意に注意を重ねて実行に及んでいるが、黒幕はペースを上げるように要求している。
- 黒幕にとっては、舞台そのものが、資源のために用意したもの。逆に言えば、得られる特殊な宝石は、それだけの価値があるものであるということ。
- 実行犯が犯行に使用する道具は黒幕が用意したもの。
- 実行犯はすでに人間ではない。
- 黒幕が実行犯を採用した理由は単なる偶然。
- 最終話に向けた黒幕の登場も検討した方がいいかも。
と、適当にあげつらってみました。
設定がどこかで見たことある感じになっているのが、ちょっと気に入らなくもありますが・・・。
あとは恐怖心をどのように煽るかですけれども、最初の段階で探索者を犠牲者にすることができないのが難しいところですね。
と、書いてみましたが、よくよく考えたら、それもアリかなと思いました。
このシナリオは、そこまで大きくリライトはしないと思うので、近々公開できるかな?と思います。