なおなおのクトゥルフ神話TRPG

クトゥルフ神話TRPGを中心として、ゲーム関連の話題を扱っていきます。



TRPGは古くて新しいコミュニケーションの形

ゲームとコミュニケーション

元々、ゲームはコミュニケーションが基本的に必要なものでした。これはスポーツにでも言えることで、競う相手がいることで、状況に不確定要素が生まれ、それが戦略の深みを与えていました。

トランプなどのカードゲームや囲碁・将棋・麻雀などのゲームは、基本的にそういった競争概念によって、成立するゲームとなります。

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こういったゲームにおけるプレイヤーは全て敵ないしは競争相手となります。これらのゲームに限らず、大半のゲームにおける基本的なスタンスは、このパターンになります。この競争相手を前提としたコミュニケーションはもちろんありますが、コミュニケーションによって相手に有利な情報を与えてしまうリスクを考えると、ブレーキがかかる可能性は非常に高くなります。

スポーツから始まる協力関係

こういったゲームの位置付けから一歩進めたのが、スポーツにおけるチームという協力関係になります。スポーツは何人かのチーム戦となっており、複数人での連携が重要になってきます。このスポーツもゲームの一つと考えると、チームの中に限定すれば、コミュニケーションは活発になると考えられます。

しかしながら、純粋にコミュニケーションとして考えた場合、スポーツはあまり適切ではないと考えています。それは、スポーツの中でコミュニケーションを取るための時間的な余裕が十分に無いものが多いこと、そして、スポーツはチームという枠組みがあるものの、個々人の能力による部分が非常に高く、上手い下手によって、スポーツを楽しめるレベルに差異が生まれてしまうことがあります。

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私は中高と陸上をやっていたこともあり、体を動かすこと自体が全く嫌いというわけではありません。しかしながら、細かい動きや調整の要求されるものであったり、瞬間的な判断を要求されるものは非常に苦手です。それに加えて、私の場合はコミュ障でもあるので、なおさら個人競技以外のスポーツは楽しめないのかもしれません。

運動は確かに健康に良いという面は認めますが、スポーツであれば万人が楽しめるという考え方は、個人的には辞めてほしいなというところです。

ロールプレイという協力

RPGというと、日本ではドラクエのような一人で遊ぶゲームを想像しがち(このブログを見に来る方は少ないと思いますが)ですが、RPGの本来の形はTRPG、いわゆるマスターとプレイヤーに分かれてロールプレイをする遊びです。もちろん、ロールプレイですので、プレイヤー間で対立する場合もありますが、設定されたゴールを達成することを考えた場合、何らかの形で協力することが必要になります。

もちろん、対立軸としてマスターとプレイヤーは対立しています。と言っても、完全に対立しているわけではなく、プレイヤーに対してヒントめいたものを提示したりする場合もあります。そう考えると、対立軸はシナリオとマスター+プレイヤーと言った構図の方が正しいのかもしれません。

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TRPGがゲームとして秀逸だと考えるのは、この全員が役割を持ちつつも協力してくというところが一つだと考えます。

そして、スポーツと異なる点として、コミュニケーションの比重が高く、コミュニケーションを取るための十分な時間が与えられることと、プレイヤー個人の能力が必ずしも高いことが良いわけではない、と言うことが挙げられます。個人の能力については、スポーツで言う「まぐれ」のようなものではなく、色々なスタンスの相互作用が有効である場面が多いということです。

もし、TRPGに必要な能力があるとすれば、それは言葉を理解し発言することができる、ということです。数字を扱うため、計算能力などはあれば良いですが、難しければマスターが管理するということもできなくはありませんので、必須とは言い難いです。また、コミュニケーションを完全に取ることができる必要もありません。言葉の理解と発言と言うのは、マスターの提示した場面の説明を理解し、自分のキャラクターの言動を伝えることができる、というだけの能力です。

万人におすすめ

最近高齢者がゲームをすることで認知症予防につながると言われていますが、TRPGはそれよりも効果が高いのではないかと思います。

というのも、必ず複数人で行う必要があるため、コミュニケーションは不得手でも取らざるを得ませんし、計算が必須ではないとはいえ、無意識に行うようになります。それだけでなく、言葉から情景をイメージしたり、自分のキャラクターの性格などを想像したりすることによって、脳を活性化させることができると考えます。

また、最近ソーシャルゲームやモンスターハンターなどをコミュニケーションや出会いなどと組み合わせたりということも多くなっていますが、同じことをTRPGで行うことも可能性としては十分あるかなと思います。

ただ一つ難点があるとすれば、消費する時間が多いことと、時間の調整が難しいことがあります。ただ、それを補って余りある効果を考えると、もう少し広まっても良いかなと考えています。と言うより、広めて行きたいと考えています。