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なおなおのクトゥルフ神話TRPG

クトゥルフ神話TRPGを中心として、ゲーム関連の話題を扱っていきます。



【第18回】短編小説の集い「金鵄」振り返り

今回のお題は「鳥」でした。

いくつか論評もいただきましたので、それを踏まえて振り返りをしたいと思っています。

今回のお題は「鳥」ですね。いくつかストーリーラインを考えては見たのですが、今一つパッとしたものが思いつかず、結局ギリギリに書き上げる感じになってしまいました。

今回のタイトルである「金鵄」ですが、こちらでの解説にあるように日本の神話で神武天皇を大和に導いた鳥としての由来があります。八咫烏(足が3本ある伝説上の鳥)と同一とされる場合もありますが、名前のように金色の鳥でもあります。

鳥は大空を飛ぶ姿から太陽の象徴であったり、太陽の使者であったりとして見られる場合があり、そこから派生して、神や王族への天からのメッセンジャーとして崇敬されていた歴史があります。

今回の舞台となった南の島(と言っても、南極に近い位置のため、極寒で白夜とかあります。)の部族でも、そういった信仰が偶然にもあり、主人公の放った文鳥が長時間、極寒の中を飛ぶことにより羽毛に付いた氷片が朝日を反射して、偶然にも黄金の鳥に見え、その鳥が危機にあった相棒に降り立ったことにより、相棒を神の使いとして誤認してしまう。と言った話にしていました。

今回の話の肝としては、主人公の放った鳥(黄金の鳥)が相棒を自分の元へ導いたということを、この日本神話の逸話になぞらえた形になります。また、クトゥルフ神話との関連は海底に沈んだルルイエが南緯47度9分、西経126度43分という南極に近いところであり、この島はかつてクトゥルフに奴隷として支配されていた人間の末裔が住んでいるという設定になっていました。もちろん、ルルイエが沈んでからは人間の文化となりましたが、その傷跡は深く、いまだにクトゥルフに連なる者達は不可侵の神として扱われいます。彼らの不興を買うことで、再びルルイエが浮上し、破滅が訪れると思われているのが根底にあります。そのため、クトゥルフに連なる者達の遺物を必死で取り返したわけですね。

今回も、こういった内容を書いても良かったのかもしれませんが、説明過多になるのと、主人公たちも不可知である情報であったため、意図的に伏せたということがあります。

ただ、まさりんさんや主催者様のご指摘にもあるように、説明不足な感はあるかもしれません。特に部族の外見的特徴などは書いておいても良かったかも、と思います。