はじめに
このシナリオは「クトゥルフ神話TRPG」と「クトゥルフ2010」に対応したシナリオです。
「梅雨の時期」にちなんだ短めの単発シナリオです。舞台は梅雨の時期を想定していますが、雨がポイントになりますので、雨の多い時期であれば、特に制限はありません。
探索者は2〜4人を推奨、プレイ時間はオンラインセッションで15時間前後を想定しています。
時代は現代日本。場所は東京になります。
あと、一部言い換えていますが、現実のある事件をモチーフにしていますので、その関係を嫌悪される方にはプレイしないことをオススメいたします。
探索者は特に制限はありませんが、事件性のある題材になりますので、それに深く関わりやすい職業、具体的には警察、ジャーナリスト、探偵あたりなどが適切です。
世界観は「唄う人形」の世界を踏襲していますが、あまり影響はしていません。
推奨技能は目星、聞き耳、説得、言いくるめ、コンピュータ、精神分析、医学、機械工学です。
普通に進めれば、戦闘になる可能性が高いため、戦闘系技能についてはあったほうがいいかもしれません。
また、発狂する可能性も高くなっておりますので、SAN値は高めのキャラクターを使用することをお勧めします。
難易度は☆☆☆☆〜☆☆☆☆☆程度になります。
シナリオの概略
ある日(事件の1ヶ月ほど前)に発生した大地震により、田舎にある巨大な工場群にて爆発が発生した。燃え上がる煙は天高く昇り、これを機に耐震問題がニュースでも真剣に議論されるようになっていた。
1ヶ月後、梅雨の時期に入った東京では、一部で黒い雨が降るという噂を聞くようになった。
それと時を同じくして、雨の日に人が不定形な化け物に食われているのを見たという噂も聞かれるようになった。
探索者達は、その噂の真相を暴くべく動きだす。
シナリオの傾向
このシナリオは情報を国家ぐるみで隠蔽しているため、情報を得るのが非常に難しくなっています。そのため探索者は、ささいな噂を信じて行動する必要があります。
逆にSANチェックなどのイベントは多くはありませんが、探索者がうまく行動しない場合には、情報を小出しにしたり、犠牲者を増やすなどする必要がありますので、キーパーの判断が重要になってきます。
ただ、シナリオのルート自体は複雑ではないため、プレイヤーの傾向を見て、アレンジを入れた方がいいでしょう。
シナリオのダウンロード
以下のリンクからダウンロードできます。
内容はシナリオテキストになります。
キャラクター画像などは自由に設定してください。