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なおなおのクトゥルフ神話TRPG

クトゥルフ神話TRPGを中心として、ゲーム関連の話題を扱っていきます。



【特別企画】「なつやすみの宿題 納涼合宿」の短評

今回は怖い話ということで・・・。

毎度、いつもの企画に参加させていただきました。

ただ、今回はテーマ的なものは無くて「怖い話」というジャンルを絞ったものでした。

私の作品のネタバレ的な部分もありますので、作品を読んでからの方が良いかもしれません。

novelcluster.hatenablog.jp

 今回の自分の作品は、実験的な作品でもあります。というのも、過去に聞いたことのある怖い話のお決まりみたいなものを大量に投入しています。

もっとも、そのせいもあって、最後はちょっとグダグダした感じになってしまいましたが・・・。

まずは誰が体験したか、という部分ですが、自分から近そうで遠い人にするために、最初は血縁関係にして、その後に知り合いとか、友達とか、遠い親戚とかを使うとそれっぽく見えるかなということで使いましたが、4つは多かったかもしれませんね。遠い人物を使うのは、語る人に違和感の冷静さを与えるため、というのもあります。

ありがちではありますが、異常事態でも隣で異常に慌てふためいている人がいると、妙に落ち着いてしまうのと同じで、怖がらせる人が怖がっていると聞いている方は逆に冷静になってしまうことが多いようです。

次は、当然伝聞になりますので、体験した人が少なくとも、その場では無事でないといけません。そして、できれば二人以上で体験してもらうと良いです。というのも、二人いるとエピソードの間の関連付けがしやすいためです。一人なら偶然でも二人なら必然って考えてしまいがちなので。

そして、次はあなたかもしれません、と言うために、誰にでも関係しそうな話でまとめるというところです。戦争で亡くなった方を入れているのは、もしかしたら、親族がいなくて人知れず亡くなった方も少なからずいて、そういった方が過去に関わった場所となると、数限りなくあると思います。その「もしかしたら」という部分を強調したかったのですが、ここはだいぶグダってしまったように感じます。

最後にそういったことに詳しい人を出すことです。その人が訳知り顔で真相(っぽいもの)を語ってくれると、二人が怪我したことも、まるで祟りのように見えてしまうという感じになります。もちろん、本当に祟りなのかどうかはわからないのですが。

 

さて、それでは今回の作品の短評を書いて行きたいと思います。

多少、辛口かもしれませんが、その辺はご容赦をオネガイシマス。

 

nerumae.hateblo.jp

短くて読みやすい作品です。行きつけのスナックが墓場なんじゃないかという妄想が掻き立てられるようなお話でした。
何より、行きつけである事の安心感と、墓場の痕跡による謎な感じがマッチしていて、ゾッとする感じになります。
ママさんに追い出された時の状況なども想像すると、怒っていたのかもしれませんが、真相はわからないままですね。

 

www.kana-ri.com

なかなかにリアリティ溢れる描写が特徴の作品でした。線路という、いわくありそうな場所というのもさることながら、電車に轢かれたであろうと想像できる子供の姿、それと目があって動けなくなる、それを助ける死んだはずの友人の猫、そして真夜中にもかかわらず通り過ぎる列車により、間一髪となるところ。
最後までスピード感があるお話だったと思います。にもかかわらず、最後の最後でうまくまとまっているので、最後にモヤモヤしたものが無いことが、逆に読み終わった時に作品の余韻に浸れました。

 

masarin-m.hatenablog.com

主人公の出生の秘密におじいちゃんが一計を案じるという話としては非常にシンプルで判りやすい作品でした。
わかりやすいと感じたのも、登場人物が少ないことと、それぞれの関係性がわかりやすいためと思います。
しかし、この作品は見た目の怖い鬼よりも人の方が怖いのだと改めて感じます。
もっとも、怖い話として考えると、最後は主人公が生きていた方が真実味が湧くかもしれません。もっとも、死んだとは書いていないので、実は一命を取り留めたのかもしれないと考えることもできますが。

 

kalkwater.hatenablog.com

とある振る舞いが良く無いものを引き寄せてしまうというお話でした。
主人公がなんとなくやってしまって、恐怖のあまり混乱していることが伺えました。
ただ、作品全体が短いためか、今ひとつ怖さが伝わってこなかったように感じました。
そう感じた理由としては、ぼかしている部分が少ないのと、語る側が混乱しすぎているからなのかもと思います。
例えば、先生が真似して殺された部分を「先生も同じように鏡の前で後ろに手を振ってしまったみたいですけど」みたいに断定しない方が、良いような気もします。
あとは、稲川淳二さんの怖い話とかでもそうですが、語っている人って「ここぞ」という時以外は、妙に冷静に語っているんですよね。
先生の件からも話の時系列としては、それなりに過去の話かなと思いますので、その後の話を補強するか、慣れによって多少なりとも冷静になっていると考えると、そのあたりに違和感を感じるかなと感じました。
とはいえ、構成自体はかなり整理されていて、そういった部分は私も参考にしたいところではあります。

 

nogreenplace.hateblo.jp

存在自体が恐怖のアレを描いた作品です。普通の怖い話であれば、未知なるものへの恐怖心という部分が大きいですが、これに関しては既知なるものの恐怖心という風に考えると、新しい試みだと感じました。
もちろん対策としてはスプレー一発なんでしょうけど、それが苦手な自分としてもいろんな意味で共感できる作品でした。
ただ、描写としてちょっと弱いように感じました。これは自分が極度に苦手としているからかもしれません。
アレで一番怖いのって、スプレーした後に飛んだり、1体倒したと思ったら、「奴は四天王の中では最弱だ!」と言うかのように次のやつが現れるってところかなと思っています。(もっとも4体どころじゃなくいるんでしょうけど)
なので、そういった描写が入ると、なんとなく怖さが増すのかなと感じました。