なおなおのクトゥルフ神話TRPG

クトゥルフ神話TRPGを中心として、ゲーム関連の話題を扱っていきます。


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【おすすめ】シナリオ作りの参考にしている小説とか

私はマンガも好きだけど、やっぱりラノベ、小説の方が好きで、特に気に入った作家の小説は一通り読んでしまいます。

中でもジャンルとしてミステリー/オカルトの類は割と好きで、シナリオ作る際の参考にできればなぁ、といつも思っています。

といっても、実際作るとなると、その作品を超えたいという欲求に駆られてしまい、なかなか参考にしきれていないというのが現実だったりします。

 と言っても、やはり気に入った作品の要素は入れてみたいというのはあるので、将来的には、そういったシナリオも作ってみたいとは思っているのですが・・・。

実際にセッションやってみた感じだと、本格推理ものとなると、相当に鋭いプレイヤーがいないと詰む可能性が高いんじゃないかと思っています。

 

さて、話は逸れましたが、私が参考にというか、尊敬している作品をつらつらと紹介していきたいなと思います。

今回、紹介するのは、私がミステリ小説の中で一番のお気に入りとなっている、この作品です。

 私が一番好きな作家でもある森博嗣さんのミステリーシリーズの最初の1巻ですね。

この作家は新入社員で入った会社(Fの孫会社)の同期の人がおすすめしていたのですが、その時にはあまり食指が動いていなかったんです。

ですが、かなり後になって、ふと興味を持ったので買ってみたところ、理系男子の自分にとっては、このトリックの組み立て方がとても面白かったです。

この作品はシリーズものになっていますが、多少の伏線がある程度で、どこから読んでもそれなりに楽しめる出来となっています。

最終的には私もこのレベルのシナリオを作れたらなぁ(素人ですが)と思っています。

このシリーズ、どれも面白かったのですが、あえて、一番面白いと思ったのを挙げるとすれば、

 この「数奇にして模型」ですね。何よりもタイトルがシャレが利いています。

内容は割と普通に面白いのですが、何より「好きにしてもOK」ですから・・・。私もこんなセンスが欲しいですね。

 

あと、参考というか目標にしているのが、

 この「催眠」という小説です。この作者である松岡圭祐さんは、どちらかというと、

 こちらの万能鑑定士シリーズの方が有名ではありますね。

ですけれども、やはり、彼の作品の原点といえば、嵯峨が主人公の催眠かなと。

この作家さんの特徴は、やはり心理学的側面から捉えたミステリーになっているところです。

個人的にはQシリーズよりもαシリーズの方が好きだったりするのですが。

こちらはロジカルシンキングでなく、ラテラルシンキングを扱ったものですね。

Qシリーズにも言えることですが、二人とも真逆に近い特性を持っています。それゆえに最初は無能として扱われていましたが、それは少し見方を変えれば、常人を凌駕するほどの才能として発揮することもできるということを暗示しているようにも思います。

なお、この2人とも対極の位置にいるもう一人の天才も出てきますが、これは実際に読んでもらった方がいいかなと。

 

もっとも、それ以上に彼の作品ですごいと思うのは、人が死なないミステリーというところですね。

人が死んで事件に巻き込まれるというパターンは割とオーソドックスなミステリーの導入ですが、その手法を使わずに、ミステリーの世界に導入していくというのは、いろいろと参考にしたいところです。

クトゥルフ神話もテーマは狂気のミステリーであって、殺人ミステリーではないと考えると、こういう趣向も面白いのかなと思います。