桃太郎というお話
ときどき桃太郎をアレンジしているのを見かけるので、このサイトらしく、クトゥルフ神話全開でアレンジしてみました。
一応、元ネタと同様にハッピーエンド(?)になっています。
むかしむかし、あるところにダゴンさんとハイドラさんがおりました。
いつものように、ダゴンさんは山へ芝刈りに、ハイドラさんは川へ洗濯に行きました。
ハイドラさんが川で洗濯していると、上の方から大きなクトゥルフがどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。
「なんとすばらしいクトゥルフ様じゃ!」とハイドラさんはたいそう喜んで、そのクトゥルフを家に持って帰りました。
家に帰ったダゴンさんとハイドラさんは、「ありがたや、ありがたやー」とクトゥルフにお祈りを捧げていると、クトゥルフが真っ二つに割れて、中から元気な赤ん坊が出てきました。
ダゴンさんとハイドラさんは、その赤ん坊が神の子ではないと考え、桃太郎と名付けて大切に育てました。
桃太郎はすくすく成長し、立派な深きものになりました。
ある日、桃太郎はダゴンさんとハイドラさんに鬼退治に行くと言いました。
ダゴンさんは桃太郎のために、ショゴス団子(ショゴスをすりつぶして団子状にしたもの)を用意してくれました。
桃太郎はショゴス団子を受け取り、意気揚々と鬼退治に向かいました。
途中で桃太郎はティンダロスとイタクァとシャンタクにショゴス団子を与え家来としました。
桃太郎はついに鬼の住むミスカトニック大学にたどり着きました。
ミスカトニック大学では、鬼たちが怪しげな術を使って桃太郎を苦しめましたが、ティンダロスとイタクァとシャンタクの協力で鬼たちを成敗しました。
桃太郎は鬼たちからアル・アジフなどのお宝を奪い取り、ダゴンさんとハイドラさんの元に戻りました。
ダゴンさんとハイドラさんは、桃太郎が無事に帰ってきたことをたいそう喜びました。
そして、手に入れたお宝を使ってルルイエを浮上させ、蘇ったクトゥルフと共に末長く平和に暮らしました。
めでたしめでたし。