人間社会に溶け込む魚人の一人
シナリオ用データのまとめ - なおなおのクトゥルフ神話TRPG
水瀬渉は警視庁公安7課、オカルトなどの科学では説明できない事件を主に担当する部署に配属された新米刑事である。しかし、その正体は深きもの達が根城にする新興宗教団体「深海の光」の幹部である。
彼は教団の中でも5本の指に入るほど、父なるダゴン、母なるハイドラの血を色濃く受け継いでおり、それゆえに教団の幹部として、絶大な力を持っているのである。
そんな彼が警視庁に配属されたのは、教団のスパイとして信頼の置ける者を送り込む必要があったということと、教団の教祖として君臨している田金灰寅が彼の教団内での支配力を削ぎ落とすために仕組んだためである。
ただ、彼はそんな教祖の意図を最初から見抜いており、警視庁でスパイ活動をしつつ、教祖を追い落とすための計画を日々模索している。幹部である彼は教祖の田金が御神体のダゴンの傀儡であることは当然知っており、田金が消えたとしても教団が崩壊しないことはわかっている。
唄う人形のシナリオにおいて、無限の魔力を生成する永久機関の存在を知ったことにより、教祖に成り替わる計画を立て、暗躍していく。しかし、彼の強欲さは教祖のみならず御神体をも成り替わるものとなっており、永久機関を手に入れた彼は自らをダゴンそのものとする。しかし、過ぎた力により身を滅ぼし、最後には塵となって消えてしまう。
教団の中で育ったため、一般知識に欠ける部分はあるが、深きものの中でもエリートのため、すべてにおいて高い能力を有している。APP6も深きものの中では最高の容貌である。
水瀬渉(21歳/男性/刑事)
STR:21、CON:15、SIZ:20、DEX:16、POW:18、INT:18、EDU:12、APP:6
SAN:90、幸運:90、アイデア:90、知識:60、HP:17、MP:18
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[技能](職業技能点:240 個人技能点:180)
[職業技能]
目星:70%(25+45)、聞き耳:70%(15+55)、組み付き:85%(25+60)
武道(魚人流柔術):81%(1+80)
[個人技能]
言いくるめ:80%(15+65)、追跡:75%(10+65)、回避:82%(32+50)
[呪文]
■クトゥルフの招来/退散
儀式参加者が1点以上のMPを消費し、消費したMP分の時間(分)の儀式を行う。
呪文の使い手は追加で1d10点のSANを失う。
消費したMPの合計が呪文の成功率となる。
■父なるダゴンとの接触
3点のMPと1d3点のSANで近くにいるダゴン/ハイドラを呼び寄せる。
■ディープワンとの接触(p269)
3点のMPと1d3点のSANで近くにいるディープワンを呼び寄せる。
■深淵の息(p260)
8点のMPと1d6点のSANを消費し、術者のPOWと対象のPOWで対抗ロールを行う。
術者が勝った場合は溺れる。