なおなおのクトゥルフ神話TRPG

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ラーシチャートのナクシャトラを調べる

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前回はラグナと月を中心とした星座についてでしたが、今回はナクシャトラという概念についての説明になります。

ナクシャトラとは宿曜でいう宿(二十七宿)にあたる部分になります。

ちなみに曜はインド占星術では惑星(九曜星)が当たります。

曜については後で書くとして、今回は宿にあたる部分を中心に説明を書いていきます。

ナクシャトラ(宿)は星座が天球を12分割したものに対して27分割したものになります。

宿自体は28あるのですが、そのうちの牛宿(アジビット)は使いませんので、27分割となります。

ナクシャトラ自体はすべての惑星に対して当てはめることができますが、原則としては月の位置から求めたナクシャトラを使います。

補足的に他の惑星についても使う場合があるようですが、通常は必要ないかと思われます。

 

前回出した自分のラーシチャートが以下の通りです。

ナクシャトラは中に書いてある通り角宿(プールヴァパルグニ)となります。

ナクシャトラの影響ですが、原則として自分の精神的な幸せの形とは何か?というものの答えについて示していると考えると良いかと思います。

 

自分のナクシャトラは休息、平穏と言った意味が強いため、私が幸せと感じるのはスリルとか達成感とかではなく、いかに落ち着けるか、ということになります。

一方で、変化を求める(スリルのようなものでもなく、達成感も必要としないようなもの)傾向があるため、同じことを続けるのが難しい傾向があります。

旅行のような非日常の形には興味を持ちやすく、一方で冒険のようなリスクを伴うようなものは忌避する傾向があります。

 

ナクシャトラは基本的には月のものを見ますが、補足的に使うものとしてラグナ(上昇点)のものも使う場合があります。

ただ、こちらは月のナクシャトラによる精神的な幸せというよりも、いわゆる本能的欲求に近いものの形を示すものと考えられます。

私の場合は室宿(シュラヴァナ)となっており、知識や経験を得ること、そして、それらを言葉として伝えることなどについて関心があるようです。

 

これらを指針に行動すると自分として幸せになれる、という形になります。

 

また、ナクシャトラは対応する星座があります。

私の場合は金星がそれに相当しますが、これがダシャー(行運=運命の流れ)の起点となります。

私の場合は金星から始まるということです。

金星は20年の期間があり、ナクシャトラの中でもどの位置にいるかによって、ナクシャトラの期間が異なります。

例えば、ちょうど真ん中の位置に月がある場合は、金星のナクシャトラの期間は20年の半分の10年となり、10歳までが金星の期間となります。

 

あとの説明になりますが、惑星にはもともとの吉凶があり、金星は吉星になります。

それで惑星からナクシャトラが良いと考えるかもしれませんが、実は逆になります。

その理由として、ダシャーの周期が120年であること。

120年で1周回ってくるので、次に金星期が来るのは100歳以上になってからということです。

次に、最初のダシャーは部分的であること。

私の場合で言えば、金星期は13年くらいしかありません。

最後に、最初の方のダシャーは運勢的な影響が低いこと。

子供の時代は自分の運命だけでなく親の運命の影響も受けるためにいい星回りでも、必ずしも良くなるとは言いにくいところがあります。

ただ、昨今では親ガチャという言葉もあるように、凶星から入るとネグレクトやDVの被害にあうことも考えると一考の余地はありますが、やはり凶星から入る方が全体としては幸運な期間が長くなります。

私の場合は金星の特徴は対人関係(特に異性)によるものですので、結婚適齢期に来るのが理想ですが、私の場合は13歳までと110歳以降とかなので、結婚とかで金星の力を借りるのは絶望的ですね。

 

とはいえ、厳密にはチャートを読み込まないと判別がつかないものが多いので、必ずしもこういう風になるわけではありません。

 

次は、惑星とハウス関連の話にしてみたいと思います。