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ラーシチャートの各惑星の(機能的)吉凶と強さを調べる

diary.sweetberry.jp前回までは惑星とハウスについての概要を書いていきました。

今回は惑星とハウスについての解釈をどうやっていくかを考えていきます。

 

まず、前回の話にありましたように、各ハウスには支配星という形で惑星が割り当てられています。

ただし、支配星単独で何かあるわけではなく、これと惑星の在住を組み合わせることで意味を持たせることができるというものになっております。

しつこい感じにはなってしまいますが、私のチャートを使って色々と説明していきたいと思います。

 

まず最初に見るべきは第一室(ラグナ)の在住星になるのですが、見ての通り、在住している惑星はありませんので省略いたします。

ただし、別の形で在住星のような影響を与えておりますので、それについてはその時に説明いたします。

次に見るのは第一室の支配星になります。

私の場合は土星になりますので、こちらの在住しているハウスを調べますと、第7室となっております。

 

私の場合は第7室蟹座の土星がラグナロードとなります。

このラグナロードの示すハウスは人生のテーマについて表しており、私の場合は人間関係や結婚が人生のテーマということになります。

これは第一室が自分そのものであり、それを支配している惑星がいるのが人間関係を司る第7室ということで、自分のテーマという解釈になっております。

 

同じことが他のハウスについても言うことができ、例えば第7室の支配星である月は第8室にあります。

これは私の人間関係は苦悩とかトラブルに支配されている、すなわち人間関係での問題が多いということになります。

 

また、前の話で惑星には吉凶があると書きましたが、惑星の実際の吉凶はチャート内の支配星となるハウスによって変化します。

例えば、私で言えば、凶星である1室2室支配の土星は吉星(2室中立のため1室により吉となる)となります。逆に吉星の木星は3室、12室支配となり凶星(12室中立のため3室で凶となる)となります。

また、5室、10室支配の金星は大吉星となります。(10室で影響が弱まり、5室で吉に傾くため)

水星は吉凶入り混じる感じですので、良いことも悪いことも起こる惑星となります。

 

太陽と月は、私のチャートの場合、特別な配置になっているのですが、今のところはそれを無視して評価します。

太陽は8室支配(中立)ですので、そのまま凶星として扱います。

月は私の場合、満月に向かう月(太陽よりも後の室にいる)ではあるものの、弱い(太陽と近い)ため、小吉というところですが、7室支配ですので、その吉意が弱まり凶星となります。(悪いことが起こるというより、良いことが起こらなくなるという意味で)

 

ここで、先ほどの特別な配置が出てくるのですが、私の場合、太陽のハウスに月が、月のハウスに太陽がありますので、星座交換が成立しております。

ハウスだけ見た場合、良いハウスと悪いハウスの組み合わせになりますので、最終的に悪い形になるのですが、星座交換の場合、時間の経過で位置が逆転するという解釈があり、人生の後半においては、月が7室、太陽が8室に移動したものとして解釈することができます。

 

この組み合わせは太陽によって困難が伴うものの、月によって人間関係が落ち着いていくという風に取れます。

もっとも、あくまで人生の後半での話ですので、幼少期の人間関係では苦しむが、人生の後半では逆に恩恵を受けるという感じでしょうか。

あとは、結婚については明らかに晩婚になります。

7室在住の太陽もそうですが、交換されるのが人生の後半であることを考えると若いうちの結婚は難しいと思われます。

 

少し長くなりましたので、残りの説明は次に回します。