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なおなおのクトゥルフ神話TRPG

クトゥルフ神話TRPGを中心として、ゲーム関連の話題を扱っていきます。



学歴詐称と嘘について考えてみた。

雑記

学歴詐称といえば、今話題のSM川上氏ですが

どうしても、自分はミステリーというか推理物の思考をしてしまうのと、「うみねこのなく頃に」の影響から「真実」とか「嘘」とかいう言葉を聞くと考えてしまうようになってたりします。

「嘘」の反対が「真実」であるとするなら、そもそもSM川上氏の学歴は「真実」であったと言えます。

「事実」と「真実」の違いというのは調べるとわかりますが、「事実」は実際にあった事柄のことを指して、こちらはあくまで客観的な事柄に基づくもの、「真実」は主体が正しいと認識していることを指していて、こちらは主観的なものとなります。

結局、彼の学歴詐称というのは、多数の母集団の認識が変化したことにより、真実の基準が変わって、彼の学歴や経歴は無かったと思われているに過ぎないということです。

もちろん、彼を弁護する訳ではありませんが、彼の学歴詐称が客観的事実において証明された訳ではないと考えています。(まあ、おそらく事実ではあるのでしょうけれども)

客観的証明は難しいもの

どのようなものであっても、否定的可能性が残る以上、客観的な証明というのは難しいわけです。例えば、彼がハーフであることについても、両親が日本人であるというだけでは否定することができません。百歩譲って、母親の出産後に取り違いなどのトラブルが無かったと仮定したとして、父親だと思われている人が本当の父親なのかどうかを証明する必要があります。

そういう意味では、彼の言っていることが「事実」と相違があるということを今の時点では厳密に証明できていませんし、今後とも、証明することは不可能でしょう。

これは例えば、本人が「嘘でした」と認めたとしても、今度は「嘘でした」ということが「嘘ではないのか?」と疑う必要が出てきます。

つまるところ、彼が「学歴詐称」をしていたということは、単に「多数の人間が彼を学歴詐称しているという証拠を真実として受け入れた」だけに過ぎないと考えています。大学側が在籍の事実は無かったということからもわかりますが、多数の人々は「大学が言っているのであれば、嘘や間違いはないだろうから真実だ。」と考えているだけです。

結局、何を権威や真実とするかが変化しただけで、その根底にあるものは変わってはいないことがわかります。

彼は「真実」を語っていた

彼の経歴の「事実」はわかりませんが、少なくとも当時は、彼の経歴を多数の人々は信じていたわけです。もちろん、彼の経歴詐称について、当時から疑っていた人はそれなりにいたようですが、多数の人々からは「黙殺」されていたように感じます。それは、暗黙的に疑っていた人を「嘘」、彼の経歴を「真実」と考えていたということです。

定義からもわかるように、彼の経歴は、あの時は間違いなく「真実」だったわけですが、今は別の真実を刷り込まれて「嘘」だと騒いでいるだけだと考えています。

例えば、今は彼の学歴が嘘だと、みんな言っていますが、後で「大学が調査に漏れがあって、実は在籍していた。」という話が出てくれば、その「嘘」は無かったことになってしまうわけです。まあ、ほとんど無いでしょうけど。

情報に振り回される人が多い現実

このことは、政治問題などにも言えます。最近話題となっていた「集団的自衛権」や「北朝鮮のミサイル」、「中国経済の凋落」、「東芝の不祥事」、「福一の放射能」などにも言えるかなと思います。

もっとも政治の問題は、このブログの趣旨ではないので挙げるだけにしときます。結局のところ、そういったものを、自分の中で吟味するということをしない人が多い、自分にも言えますが、ということを理解しておいてもらいたいところです。

ただ、この件で一番実感したのは、「学歴」を気にする人がとても多いんだな、ということです。

最近、就職などで「学歴なんて関係無い」と言って、学歴を気にするのは「悪」という風潮があったので、学歴を気にしない人が増えてきているのかと思っていたのですが、そんなことは無かった!

ちなみに、自分は本当に学歴とか気にしないタイプなので、彼の学歴が本当かどうかなんて「どうでもいい」と思っています。

推理の基本は可能性の排除

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ホームズの有名な言葉に「When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth.」というのがありますが、これが推理の基本だと思いますが、なかなか、こう言ったことを考えられる人というのは少ないのですね。

もっとも、これも「must be the truth」すなわち「真実に違い無い」という完全主観ということです。簡単に言えば、この結果は信じ難くても真実として説明するのに十分な論理展開をできるという話です。

ただ、これは自分の中であらゆる不可能を排除するという工程があるからであり、与えられた情報を、そのまま受け取ることでは無いのですよね。

クトゥルフTRPGの「心理学」技能は通常、成功か失敗かわからないようにするためにシークレットで振るのですが、私がキーパーをしている場合、成功したとしても当事者が事実と逆のことを真実だと思い込んでいた場合、結果として嘘(ここでは事実に反すること)の情報を伝えることもあります。まあ、それが原因でプレイヤーが混乱したりすることも多いのですけれども、この間までセッションをしていたシナリオ「血塗れの宴」はまさにそんな「認識」や「事実」、「真実」についてをテーマにしたシナリオです。

早く公開に持って行きたいところではあるのですが、なかなかまとめる時間がありませんので、4月上旬くらいには・・・