今回は世界観やギミック的な部分から
自分でシナリオを作る楽しみって、やっぱり、自分の描いた理想の世界を作れることかなあ、なんて思っています。
以前にも、シナリオの参考にしたりしている小説なんかをあげましたが、それのvol2みたいなものだと思ってもらえれば。
今回は、世界観やギミック的に参考にしたいものが多いかな?という感じであげてみました。
うみねこのなく頃に
まずは、こちらの「うみねこのなく頃に」です。
作品としては前作の「ひぐらしのなく頃に」の方が有名ですが、ミステリー的な話としては、こちらも捨てたものではありません。
こちらはEP1〜8で全く異なるストーリーになっていますが、実は色々と話が繋がっているんですね。
そして、最後のEP8がその集大成となるわけですが、猫箱の意味と隠された真実、改ざんされた記憶などなど、ミステリーとしては異色ではあるものの、作品としては参考になるところがたくさんあります。
ぜひEP1から読まれることをお勧めします。ネタバレ上等な人は EP8から読んでみるのもいいかもしれません。
月見月理解の探偵殺人
次は、この「月見月理解の探偵殺人」です。
こちらは、あの有名な人狼ゲームを基にしてオリジナル要素を加えたゲームをモチーフにしたミステリーになっています。
元の人狼ゲーム同様に細かい駆け引きが楽しめる作品になっています。
ゲームとしての駆け引きのさせ方なんかを参考にするにはオススメですね。
特にここであげられている「探偵殺人ゲーム」は「人狼ゲーム」よりも少人数で楽しめるように工夫がされているので、ロジックを考える上では、「人狼ゲーム」よりもシンプルに考えやすいかもしれません。
とある魔術の禁書目録
次にあげるのが、この有名すぎるくらい有名なライトノベル「とある魔術の禁書目録」です。
これはクトゥルフ神話TRPGにも通じる魔道書や魔術、魔術理論、魔術師、神話などの背景世界の参考に使うにはもってこいな代物です。
比較的、現実世界や過去の小説などに登場しているファンタジーよりなデータを背景として作られているので、小説を読みながら、その内容に詳しくなれるという点でもオススメできるかなと。
もともと頭にあったわけではないですが、ドールズの元ネタとして、インデックスやシスターズやラストオーダーに近い設定があったりするのもあり、割と中二設定を取り入れるのであれば、ネタとしては豊富かなと思います。
緋弾のアリア
あと、よく参考になると思っているのは、こちらの「緋弾のアリア」シリーズですね。
こちらは近代兵器のデータが多めになっています。
先の禁書についても言えることですが、どちらも科学的な要素と魔術的な要素が程よくミックスされているので、2010系のシナリオを考える上では非常に参考になります。
ドールズの封印としての永久機関のイメージも、緋弾と殻金七星をリスペクトしています。
まあ、と言っても、体の中に埋め込まれていることと、封印が解かれるとまずいというところくらいしか合っていませんが。
問題児たちが異世界から来るそうですよ?
最後に挙げるのは、この「問題児たちが異世界から来るそうですよ」です。
こちらはクトゥルフにはあんまり関係しない神話の世界と、それらのマジックアイテム系が豊富に用意されています。
もちろん近現代のファンタジー要素もストーリーに入っていますので、十分に参考になるかなと。
ドールズの永久機関の着想は、まさにここで出てくる「人類最終試練」の一つ「第三種永久機関」が元になっています。
舞台が近現代なので、マクスウェルの悪魔とかラプラスの魔とか、科学要素から出てきた存在なんかも使いやすいんじゃないかなと思います。
とはいえ、この辺は半分科学用語でもあるので、これらを使ったからと言って、そのままここに結びつくかどうかは、見る側次第になりますけれども。
「第三種永久機関」はおそらく、このラノベ以外では出てきていない用語だと思いますが、「自動人形」と「永久機関」は割と色んな作品に使われています。
ちなみにドールズは色々設定を加えていくうちに、「永久機関」と「ホムンクルス」になりつつありますけれども。
元は「自動人形」と「第三種永久機関」だったので、まあ、この設定をパクっている問いっても過言ではないかと思います。
今回は、前回とは違って、設定などで参考にしたり、参考にしたいと思ったものをライトノベルからピックアップしてみました。
ちなみにいうと、読んだライトノベルの数は1000冊超えていたりします。
そんな中から、シナリオを作るのに、とても参考にしたものをピックアップしていますので、他の方でも参考になるのでは?と思います。