はじめに
このシナリオは「クトゥルフ神話TRPG」と「クトゥルフ2010」に対応したシナリオです。
全部で5話となるキャンペーン「唄う人形」のシナリオの4番目のシナリオとなります。
シナリオ自体は概ね独立しており、個別にプレイすることも可能ですが、背景設定や伏線などもありますので、順番にプレイする事を推奨します。
探索者は3~5人を推奨、プレイ時間はどどんとふを用いたオンラインセッションで12~14時間程度になります。
時代は現代日本。場所は東京になります。
探索者は前回の継続、あるいは登場NPCである月詠散乃(高校生)や上杉無有(警察関係者)と関係性を持ちやすいキャラが理想です。
推奨技能は説得・言いくるめ・精神分析・目星・聞き耳・回避・跳躍・登攀・忍び足・隠れるです。
戦闘になる可能性もかなりありますので、戦闘系技能についてはあったほうがいいかもしれません。
中級者向けのシナリオということもあり、難易度は☆☆~☆☆☆程度になります。
シナリオ概要
この冬、日本を始め、世界中で大規模な寒波に見舞われており、ロシアなどでは、大勢の死者が出るなど、被害が深刻化しつつあった。
一向に進まない政府の対策に耐え切れなくなった時、一人の裏の世界のテロリストがロシアから日本に降り立つのであった。
その者は、日本に秘密裏に存在する永久機関を利用して、この状況を打破すべく暗躍しているとの情報がロシア政府から入った。
その報せを受けた日本政府はごく一部の者にしか知ることのない極秘厳戒態勢を布き、陰謀を阻止するための対策を講じ始めた。
実際にプレイした際の状況
このシナリオはテストプレイの際にどどんとふを行ったオンラインテキストセッションで行っております。
その際のメンバーとして、KP(シナリオ製作者)、PL(経験少なめと多めが半々程度)の構成、1日3〜5時間のセッションで大体4日かかりました。
トータルで11〜13時間といったところです。
シナリオの傾向
今回のシナリオは街全体を舞台として、犯行を妨害しつつ、犯人を追い詰めて倒すのが目的になります。原則として、相手も引くに引けない状態になっているため、穏便に終わらせるのは難しいかと思います。
NPCは探索者にとって協力的では必ずしもなく、その時々の目的の中で行動するようになっており、その中で探索者たちは事件解決のために立ち回る必要があります。
今回は、キーパーは原則としてNPCと舞台を用意する役に徹するため、プレイヤーが主体的に行動する必要があります。
中級者向けのシナリオになりますので、積極的に動いて情報収集を行わないと、事件解決は難しいと思います。
今回は第二部に出てきた好感度システムに近いものがありますので、探索者の行動次第では必要な情報が得られなくなる可能性もありますので、なるべく早い段階で、NPCの期限を損ねるデメリットを示唆できるようにした方がいいと思います。
今回は探索・推理がメインになりますので、基本的にSAN値も減ることは多くはありません。どちらかというと、NPCの反応を見つつ積極的に捜査するように促しましょう。
シナリオのダウンロード
以下のリンクからダウンロードできます。
内容はシナリオテキストになります。
キャラクター画像などは自由に設定してください。