第4部のシナリオをリライト中です
現在、紆余曲折ありながらも、着実にリライトしているところではあります。
ただ、基本の流れは変えないでおいて、ポイントポイントで変更が入る感じになるかなと思います。
第4部の問題点としては、実際にシナリオとしてプレイした際の時間の流れに対して、バックグラウンドで流れる時間の流れがゆっくり過ぎた。という点にあるかと思います。
実際にプレイした際の状況から考えて
当初考えていたシナリオの進行はよくあるクローズドサークルのミステリーにありがちな一晩ごとに一人みたいな進行速度になっておりました。確かに、クローズドサークルであれば、犯人は盤外に出すこともできるので、意図的に犯人を表に出さないことによって、物語内の時間を浪費させたり、被害者は逆に盤の外に出られないため、安全地帯に回避のようなこともできないというのはあります。
ただ、このシナリオ自体はクローズドサークルではないため、犯人に対して接触できないということがない点と、被害者候補を安全地帯にという方法を取ることが可能であったという事実があり、基本的に展開を早めるようにと考えています。
もっとも、前回のセッションの際には、ある程度指示に忠実に従う被害者像を作ってしまったという失敗はあるので、とはいえ、キーパー慣れしていない方でもキーパリングできるような記述をなるべく心がけたいと思っていますので、補助用のオプションルールを入れることも検討しています。
イメージ的には第2部の好感度ルールに近いものがあるのですが、一つがそれに近い友好度ルール、もう一つが秘密事項をめったやたらに示唆させないようにするための秘密ルールでと考えています。
友好度ルールとは
と言っても半ば思いつきなので、厳密にこの通りにするかどうかは考えていませんが、相手が好意的に反応する/指示に従うかどうかを判断するためのスケーリングルールになります。
今回は出てくるキャラクター全てに友好度を設定し、特定条件の際に上下するようにできればと考えています。例えば、我の強いキャラ相手に上から目線で指示した場合は1ランク下がる、と言った形になります。好感度ルールのように細かいスケーリングでなく、ランクの上下という形にし、基本的には上げるのも下げるのも容易ではないようにする予定です。
もちろん下げ過ぎれば、守るべき相手から攻撃されるというような事態にもなりかねませんけれども、ある程度、リスクを見える形にできた方がキーパリングもやりやすいかなと思います。ランクとしては+5(恋愛もしくは尊敬)から-5(完全無視もしくは一触即発)くらいまでの範囲にしようかと思っています。
初期値は基本的には0から始まりますが、過去のシナリオの状況や探索者の出自、元々のキャラクターの性格によって上下します。例えば、過去に事件解決にあたり助けたりした場合は+2〜+3、警察嫌いの人間なら-1、シナリオの主犯のように目的のために敵対心を持っているということで-2といった感じの要素を合計した数値を初期値にすればいいと考えています。
秘密ルールとは
今回のシナリオは犯人と探索者たちが競うゲームとなっているため、探索者達はあらかじめ秘密事項についてのカードを持っています。この秘密カードを切るということは、対象のNPCに秘密について暴露することになります。もちろんセリフとして暴露した場合には自動的に切ったものとして処理しますが、秘密を暴露することで、信頼を得られる場合もあれば、逆に信頼を失う場合、犯人の行動にペナルティを与える場合、犯人の行動にボーナスを与える場合など、様々な結果が発生します。
ただし、原則として秘密カードは秘匿すべきものに対して設定されるものですので、誰かに伝えた時点で探索者側にはペナルティが課せられます。明示的なペナルティとしては、シナリオ終了時点でのSAN報酬から減額されるというものがありますが、それだけでなく、シナリオ内での行動に制限が入る場合が出てきます。
全ての秘密に秘密ポイントが割り当てられており、ポイントの高い秘密を誰かに話してしまうと、ペナルティが上がるようにしようかと思います。
この2つを調整しつつ
シナリオを調整しようと考えていますが、なるべく、1日に1人以上進行がないように調整できればと考えています。合わせて、制約となる部分も極力詳細に記載できればと考えていますので、少し時間がかかる可能性はありますが、今週末にまとめて書き上げてしまおうかと考えています。
ちなみに、このルール自体は第5部でも同様に適用しようと考えていますが、第5部は多少形が変わる予定です。
最後に
10月ということで、ハロウィーンの短めのシナリオも作ってありますが、テストプレイをする時間がなさそうなので、シナリオだけ明日にでも公開しようかと思います。
まあ、テストプレイできそうなら、今週末だと思うので、募集だけかけるかどうかを考えていますが・・・。